ライトジギング、スロー系ジギングで愛用している オシコンCT200HG。堅牢でいいリールなんだけど、重いのと、冬は冷たいのが難点。快適に使いたいので、結構頻繁に分解清掃していたのだが、今年夏頃から一時的にクラッチが戻らない・・ハンドルが回せない・・などの不具合が出始めた。分解して不具合の原因を探したのだが見つけられず。常に症状が出るわけでもないので、そのまま使い続けていた。

酷使されているためか、ベアリングも摩耗してきたので、メンテを兼ねてベアリング交換。そして、ついに不具合の原因を発見した。

ベイトリールの多くは、クラッチを切るとクラッチヨークが上に押し上げられる機構になっているが、そのクラッチヨークはクラッチカム押さえ板から伸びる2本のピンに支えられて上下する。その2本のピンが大きく曲がっていることに気づいたのだ。これではヨークがスムーズに上下できない。曲がったものなら直せばいいかな?と、安易にピンに力を加えると、ポキッ・・と簡単に折れてしまった。クラッチカム押さえ板を本体から外し、チェックしてみると、曲がっているのはピンではなく、ベースの台座のほう。どう力が加わればこうなるのかわからないが。目視でわかるほど歪んでいた。

パーツを取り寄せて組み上げ。クラッチの動作は軽く、全体の回転も滑らかになった。オシコン300HGも念のためにチェックしてみたが、こちらも同じ症状が出始めていたのでパーツを取り寄せ中。普段のメンテでは全く気にしていなかったこんな部分で不具合が出るとは。オシコンに限らず、ベイトリールの多くは同じ構造なので、不具合がある時はチェックしてみるべきだろう。またひとつ勉強になった。