白い穀物は糖質が多く、体に悪い・・・ダイエットの敵
なんて言ってた人たちには、きっと関係ない話。そんな人たちが増えたから、米の生産者が減ったのも、今年の米騒動の一因に違いない。「太るので、米は食べません」と言っていた20代の女性が、米不足になって慌てている姿は実に滑稽である。
我が家は毎年、新米の季節に米農家から1年分の米を直販してもらっている。もちろん玄米で。数年前までは1俵(60kg)1万円程度で買えた米だが、去年は青天の霹靂が1.5万円と、毎年のように値上がりし続けた。まぁ、それでもスーパーで買えば霹靂は10kgあたり5千円は下らない。市価の半分で美味しい米が食べられるのだから、嬉しいことである。
その米が今年の夏は一気に値上がりし、去年まで10kgで3千円半ばだった銘柄が今は2倍の7千円。確かに今まで米は安すぎたのかもしれないが、一気に2倍はあまりにも酷すぎる。結果、国産米をやめて輸入米にした家庭の話も聞くし、米の消費量自体を少なくしたという仲間も少なくない。
今年も新米の季節を迎え、知り合いの米農家から2俵の「はれわたり」玄米を購入した。価格は去年より高くなったが、それでも市価の半分以下。1年分の米を確保し、米農家に知り合いが居て、良かったなぁと、胸をなでおろす。
しかし、良心的な米農家ばかりではない。安値につられて買ってみたら、家畜用の「飼料米」だったという話もある。
ちゃんとした新米は、玄米60kgあたり1.9~2.1万円が今年の相場。くれぐれも注意を。