リリース開始から27年が経過したカルカッタ。メーカー修理は当然無理。それでも思い入れのあるリールならば、メンテして使い続けたいものだ。
当時のこのタイプのリールは、サイドパネルを外すしてメンテした後に、クラッチを上の位置にして組み上げないと作動しない・・という特徴?があった。

分解してみると、過去にメンテした形跡が見られるのだが、パーツの位置が間違っていたり、ビス類の多くが緩んでいるという状態。オイル、グリス類も全く無くなって、ハンドルを回すとキュルキュルと異音がする。パーツ交換は必要なさそうなので、取り敢えず全分解。

古いリールはとにかく面倒。特にこの時代のシマノ製リールはEリングを多用しているので扱いが大変。

なぜかユルユルになって利いていなかったクラッチシャフトピンを新しいものに交換し、グリスアップして作業完了。

キュルキュルの異音も無くなり、回転も滑らかに完全復活。

#全分解メンテナンス
#97カルカッタ