好、不調が読めない状況の津軽海峡マダイですが、昨日あたりから一気に上向いてきたようです。
三厩沖で釣れ始めると、まもなく平舘方面もシーズンインですが、実は平舘が釣れ始める前に陸奥湾で大型マダイが釣れ始めます。
釣り人の中には、日本海側から竜飛を回り込んで三厩、平舘、陸奥湾・・と、マダイが回遊してくると思い込んでいる人がいまだに多いのですが、それは大きな勘違い。マダイは大きく回遊せず、水温の変化で深場と浅場を移動するだけです。
平舘よりも早く陸奥湾のマダイが釣れ始めるのは、言わずもがなエサによるもの。マダイに限らず、多少水温が低くても、エサがあれ魚は動くのです。ホタテの養殖棚周りにはエサが豊富で、更に陸奥湾の水温の上下が緩やかなことなどの関係で、平舘よりも早くシーズンインするケースが多いのではないでしょうか。
いずれにしても、焦って釣りに出掛けなくても、誰にでも簡単に釣れる季節はもうすぐやってきます。
誰にでも釣れるマダイ。釣れすぎるマダイ。そして、ほぼ周年釣れるマダイ。釣れたマダイをリリースする人は少なく、このままではどんどん減ってゆくでしょう。もはや遅いかもしれませんが、禁漁期や禁漁区の設定、キープ制限など、資源保護の声を挙げる釣り人や遊漁関係者が出てこないのはとても残念。人気のあるマダイやサクラマスは、釣れなくなる前に行動に移した方がいいんじゃないかな?