ちまたではブレードジギングなるものが流行とか。ブレードジギングって?どんなジギング?
直訳してしまえば刃物ジギング?それとも羽根ジギング?
名前を付ければいいってもんじゃない。正確に言うならば「スピナーブレードジギング」なのだろう。

いわゆるメタルジグにスピナーブレード付きフックを組み合わせたリグを使ったジギングであり、もう20年も前からその効果は実証済み。自分も含めて「何をいまさら」と感じている方も少なくないことだろう。

流行に乗ってたくさんの製品が店頭に並ぶが、構造的にスピナーブレードが回転しないものもあれば、フックも一緒に回転してしまうものもある。フックとブレードの距離がやたらに離れているものも。何を狙うか?が重要だが、もしマダイがターゲットなら、しっかり考えて、じっくりと選択する必要がある。スピナーブレードが付いていればいいってもんじゃない。

スピナーブレード付きフックの元祖とも言えるのが、お馴染みの「SB HOOK」。元来、マダイ用にスピナーブレードとフックの位置をミリ単位でセッティングしたフックなので、「バイトがあってもフッキングしない」とか、「ブレードだけ無くなった」ということはほとんどない。いや、そうならないようにセッティングしてある。
しかし、製造工程上、この調整がとても難しいので、2024年製の新型は、根本的に構造を変えてみた。具体的にはスピナーブレード用のアイレットを取り付け微妙な調整ができるようにした。ラインアイは従来のモノフィラからコーティングワイヤーに変更。更にスレッド巻き部分にはチューブを被せることで、サワラや太刀魚などの「歯物」に強い構造になっている。

価格は据え置き。ただいま生産ピーク。