地元青森でカヤックフィッシングを始めてから、早いもので丸10年が経過しました。釣り場では仲間以外にもたくさんのカヤックアングラーに出会うようになり、随分浸透したなぁと実感する今日このごろです。何はともあれ、絶対に無理はせず、安全第一で楽しみましょう。

春のシーズンインの頃に一番多いトラブルは魚探の不具合。艇の内部に振動子を取り付けている場合は、浮き上がりによるエアー噛みの可能性が高いので、しっかり密着しているように見えても、年に一度は取り付けのし直しが必要です。仮にちゃんと表示されていたとしても、音波の減衰により感度が著しく低下している場合もあります。
外付けの場合は端子の緑青や腐食に注意。オスとメス、両方の端子を、小型のダイヤモンドヤスリやマイナス精密ドライバーを使ってゴシゴシ擦り、下地が出るように磨き、導通を復活させます。端子のサビは、重症になると内部まで広がっている可能性があり、見えない部分でケーブルが破断していることもあります。端子を磨いても導通が復活しない場合には、一旦ケーブルをカットしたり、本体を開いて半田付けし直さなければならないケースもあります。きちんと作動していれば、振動子から発振音が聞こえますので、耳をあててみてください。
魚探本体はそれほど簡単に壊れるものではなく、電源トラブル以外、大抵のトラブルはケーブル、端子関係です。壊れたかな?と思っても、意外に簡単に復活する場合があるので、買い替え前に是非ご相談ください。

10年前、平舘沖にて