ダイワの2015年以降、ATDドラグ搭載のリールは、分解がとても困難です。スプールを外した時に見える「スプールメタル」が一般的な工具では外せないからです。リールを分解したことがある方ならお分かりと思いますが、このパーツが外せないと、その先には進めません。ダイワはずっと昔にも同じようにスプールメタルが外せない構造のリールを販売したことがありました。でも、その時はローターナットを緩めてローターを浮かせれば、ボディ固定ネジに簡単にアクセスできたので、本体を開いてシャフトを固定しているネジを外すことでスプールメタルが付いたまま、シャフトを抜き取ることができました。しかし、マグシールド以降はハウジングがあるためにその方法は使えません。
 そこで必要になるのが専用工具。スプールメタルナットを外すためのものです。今回、雑誌の記事で分解したリールは、この工具だけで足りましたが、モノコックボディになると更にもう一つの専用工具が必要になります。いったい、どれだけ分解されたくないのか・・。
 自分でメンテするならば、一般的な工具でメンテが完結するシマノ製をおすすめします。

専用工具

この工具が無いと、スプールメタルピンすら外せない

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