追加分のメモリや交換用HDDなど、必要な物が一通り揃ったので、修理再開。グラフィックチップのリフローは真剣勝負。赤外線温度計を使って、200~220℃を目安に焼いてゆく。1回目は焼きが足りないのか失敗。フラックスをたっぷり付けて2回目。モニターを繋いで電源ON・・起動画面が映って、ほっと一安心。できればやりたくない作業だなぁとつくづく思う。
 ささっと組み上げて、ここからはwindows10のクリーンインストール。もともとwindows7のマシーンなので、そのままのプロダクトキーで作業を進めるが、作業中に画面に異常が・・。縦に縞が入ったり、色が変になったりで、どうもリフローしたGPUに問題がありそうだ。とりあえずそのままインストールを続け、終わったタイミングで再び分解してマザーボードを外し、ヒートシンクの付け直しを何回か試みる。結果的に不具合の原因は、マザーボードの歪みによるもので、ヒートシンクとマザーボードの固定ネジの調整で解決できた。実にその調整だけで3時間。分解回数5回。
 その後のwindowsのアップデートは更に時間がかかり、Officeのインストールも含めて約6時間。実は、最新のwindows10をUSBブートでインストールしようと思ったのだが、何故か認識してくれず。仕方ないので2020年に作ったDVDのインストールディスクを使ったのだが、アップデートファイルの多さに苦戦したという次第。
 すべての作業が終わったのは、実に作業開始から12時間後。これで納品できる・・と思いきや、何故かWi-Fi接続ができない。ここまで来て再び分解し、wi-Fiアダプターの点検をするが、やはりダメ。OS側ではしっかり認識してるし、ドライバーも問題ないのに何故?
悩むこと2時間、Fujituのノートには、Wi-FiをON、OFFするスイッチがあることを知る・・・。なんたる凡ミス。スイッチをONにして難なく接続。14時間も掛かったけど、これで無事に修理完了。

 ちなみな、無茶振り8日締め切りの追加原稿も、ちゃんと入稿。さすがに今日は疲れた。

 

 

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