10年ほど前の富士通ノートPCに多い症状「電源は入るが画面が出ない」。
というPCの修理依頼。
まず疑われるのはCMOSのバッテリー消耗。Bios設定画面に入れない理由のひとつで、10年ほどすると消耗する。画面が出なくなるので、壊れたと思って新しいPCにする人が多いけど、実は300円で直る故障とは言えない症状。昔のノートはバッテリー交換が大変だったが、最近の機種はボタン電池を交換するだけの簡単な作業。いずれにしても全分解が必要なので、サクッと分解してゆく。
マザーボードを外して、古い電池を抜き新しい電池に交換。必要最小限構成で液晶につなぎテスト・・・症状変わらず・・。一応外部モニターに繋いでテストしてみるが、これもNG。
ということは、グラフィックチップの問題で、リフローという少々面倒な作業が必要になる。以前チャレンジした時はたまたまうまくいったけど、今回はどうだろう?人様のPCなので、万全を期して赤外線温度計などの必要なものを仕入れてから慎重に作業しなければ。
ということで、次の作業はまた別の機会に。