シマノリールにはXシールド、Xプロテクト、コアプロテクトという3種類の防水テクノロジーが使われています。その中で、比較的安価な中、小型スピニングリールに採用されているのがXプロテクトかもしれません。Xプロテクト搭載リールで、従来のシマノ製リールと大きく異るのはローラークラッチ部分。従来品のローラークラッチ筐体は、1本ないし2本のネジで固定されていましたが、Xプロテクトのそれには固定ネジがありません。

 つまり、メンテナンスなどで外した時には、かなり注意して外さないと、ローラークラッチがバラバラになってしまいます。これはハッキリ言って一大事。従来モデルとはバネの形状や内部の機構が変わっているので、組み立ての難易度はかなり高いと言えます。下手すれば、どこにどのパーツが収まるのか?さえ分からないかもしれません。しかもバネは極小なので、紛失の可能性も大です。一時期、ステラなどの高級リールも、分解のためにはローラークラッチの分解が必要で面倒でしたが、その比ではありません。

従来のローラークラッチは、洗浄剤の中に放り込んでジャプジャブ洗うことができましたが、Xプロテクトタイプのローラークラッチはそんな事をするとすぐバラバラになってしまいます。

ご自分でメンテナンスされる方は、要注意です。

バラバラになると組み立てにはコツが要ります。要注意。

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