ちょっと風が強めでしたが、平舘沖で釣りをしてきました。
1~2kgオーバーのクロソイ、30cm前後のムシガレイ(ミズクサ)、ホッケはそこそこ釣れましたが、やはりまだ海は冷たく、全体的に低活性という感じです。
県水産試験所発表の海水温は、今後平年よりも20日ほど遅れる予想。3月末を迎え、まだ冬が終わっていない今年は、やはり海も遅れ気味です。
ここ数年の傾向で、平舘沖のマダイが釣れ始める条件は水温9℃以上で安定した時。昨年、一昨年と4月初旬にはポツリポツリ釣れ始めてました。その傾向から判断すると、今季のマダイシーズンインは早くても4月下旬になるのかな?という感じです。ここ数年の釣れ始めが早かっただけで、GW頃のシーズンインは、「平年並み」と言えるのですが、やはり待ち遠しいですよね。その後水温12℃くらいまで上昇する5月中旬には、本格的な乗っ込みが始まりますが、あくまで水温は目安で、近年はなかなかハイシーズンを読むことができません。平舘沖に関して言えば、ここ数年は5月初旬には大鯛が終わり、中旬には第二陣が入り込んで中型の数釣りが始まる傾向にあります。
ところで、青森県のマダイに関して、多くの釣人は日本海側から平舘、陸奥湾へとマダイが回遊してくる・・と勘違いしているようですが、そんなことはありません。マダイはそれほど大きく回遊する魚ではなく、生息域の浅場と深場を移動する程度です。つまり、それぞれの海域に生息するマダイが、水温の変化に伴って深場と浅場を移動しているだけです。だから、状況次第では平舘よりも早く陸奥湾のマダイがシーズンインすることだって珍しくないのです。ここ数年は陸奥湾の海水温が高めだったのでその傾向が強く、平舘で釣果が安定しない4月中旬でも、陸奥湾のカヤックフィッシングでは安定して大鯛が釣れてました。しかし今期の陸奥湾もまた、この先1ヶ月は平年以下の水温予想なので、釣期がズレ込む気配濃厚です。